Feb 14, 2026
後世に残したいアニソンの名曲30選
「世界で一番有名な日本の楽曲って何だろう?」
日本人である私が、ふと思い浮かんだ素朴な疑問。
とは言え、
世界中の人にアンケートを取るのは流石に難しい。
追求をあきらめかけた時、一筋の光が差し込んだ。
「おそらく、ジャンルはアニソンに違いない!」
今や、日本が世界に誇るエンタメとなったアニメ。
その作品の中で流れる楽曲 (通称:アニソン) は、
言葉の壁を越えて、世界中の人に愛されています。
そこで今回は、音楽マニアの私がイチオシする、
「後世に残したいアニソンの名曲」30曲を大発表!
アニソンの名曲を余すところなく解説していきます。
- 楽曲選考について -
今回の30選を選ぶにあたり、以下のような基準を設けました。
①・・・楽曲そのもののクオリティが素晴らしい
②・・・アニメ(映像)との融合性が優れている曲
・曲名の前に★マークを記した作品
⇒今回選んだ30選の中でも、特にオススメしたい超神曲!
・過去のジャーナルで特集した「ドラえもん」の楽曲は、
今回含まれておりません。よろしければコチラをどうぞ。
楽曲の順番は、発売年(年が同じ場合は月)の古い順とする。
Song Selection 1 : 色々なジャンルで彩られた80'sアニソン
最初にご紹介するのは、
私の幼少期を彩ってきた1980年代のアニソンです。
この年代は、シティポップ (注①) や打ち込みなど、
それまでになかった新しいサウンドが登場しました。
その中から、ジャンルの異なる大好きな3曲をセレクト!
懐かしさと新しさが共存する80年代の雰囲気が最高です。
(注①:シティポップ)・・・1970年代後半から80年代にかけて流行した都会的なポップミュージック。
洋楽の要素を取り込みながら日本独自のアレンジが施されており、今現在、世界から再評価されている。
1/30選 : 想い出がいっぱい (みゆき ED) - H2O <1983>
中学や高校の教科書にも掲載されるなど、アニソンの枠を飛び越えて幅広い世代に知られている本楽曲。ノスタルジックな雰囲気でリスナーを癒し続けてます。楽曲(音楽)そのものが素晴らしいのは言うまでもありませんが、映像(アニメや自身の思い出など)とリンクすると、その魅力が最大限に引き出されていきます。楽曲制作において、作詞・作曲はもちろん重要ですが、アレンジ次第では音楽作品を超越することがあります。本楽曲は、その最たる例ではないでしょうか?
2/30選 : CAT'S EYE (キャッツ・アイ 前期OP) - 杏里 <1983>
アニソンで初のオリコンチャート一位を獲得した「CAT'S EYE」。本楽曲のヒットによって、有名アーティストによるアニメ作品への楽曲提供が劇的に増えた。80年代の洋楽を彷彿とさせる打ち込みサウンドが特徴的だが、その中でも特に聴いてもらいたいのがドラムスの音。エレクトロニック・ドラムの元祖とも言えるシモンズのドラム音(特にスネア)がもたらす未来感が、本楽曲のクールな旋律を上品に引き立てている。リズムパターンで始まるイントロにセンスを感じます。
3/30選 : ロマンティックあげるよ (ドラゴンボール ED) - 橋本潮 <1986>
ロマンティックな曲調に映えるキャッチーなボーカル。アニメのヒロインを意識した詞の世界観も素晴らしく、カタカナがアクセントになっていてオモシロイ。40年前の楽曲ですが、シティポップ風のアレンジも相まって時代の古さは皆無であり、逆に、Aメロ最初の裏泊を打つリズムパターンは、今聴いても斬新です。最新のアニソンと合わせて聴いても全く違和感がなく、個人的には、ClariSの「コネクト」と繋げて聴くことが多いです。皆さんも、ぜひ聴いてみてください!
Song Selection 2 : スタイリッシュなお洒落アニソン
「アニソン=子供向けの歌」というのは、ひと昔前のことであり、
現在のアニソンは、様々なジャンルが混在する良質な音楽ばかり。
中には、音楽マニアも驚愕するスタイリッシュな楽曲があります。
次にご紹介する3曲は、「アニソン」のイメージをいい意味で覆す、
大人向けのアーバンな音楽。クールなアレンジに耳を奪われますよ!
4/30選 : THEME FROM LUPIN III '89 (ルパン三世 TVスペシャルOP) - You & Explosion Band <1989>
「一番好きなアニソンは?」と問われたら、間髪入れずに「ルパン三世のテーマ」と答えますが、その中でも一番好きなのが「THEME FROM LUPIN III '89」。ビッグバンドを彷彿とさせる煌びやかなアレンジが本当に素敵で、ルパン三世をブロードウェイ・ミュージカルで表現しているような大人の音楽を楽しめます。サウンドアレンジによってその魅力(聴きどころ)が変化する「ルパン三世のテーマ」。個人的には、アニソンの原点にして頂点のような作品だと思っています。
5/30選 : アンバランスなKissをして (幽☆遊☆白書 第3期ED) - 高橋ひろ <1993>
メロディーラインは1970年代~80年代の歌謡曲を彷彿とさせますが、サウンドアレンジには90年代 (リリース当時) の音を絶妙にクロスオーバーさせています。個人的に好きな部分は、Bメロはサビへの架け橋としてちゃんとその役目を果たしている(徐々に盛り上がる)のに、サビ自体は必要以上に盛り上がらないところ。タイトルにもある「アンバランスさ」を、作曲と編曲及びBメロとサビでしっかりと表現しており、高橋ひろさんのボーカルも含めて最高にクールな作品です。
6/30選 : Wild Side (BEASTARS 第1期OP) - ALI <2019>
アニメ「BEASTARS」の世界観とベストマッチな本楽曲。(様々な国にルーツを持つ) 個性豊かなメンバーが奏でる唯一無二のサウンドが耳と心の奥に響き渡る。アレンジのベースとなっているのはジャズですが、ヒップホップの要素を適度に絡めることで、ジャズ特有のお上品さをいい意味でクールダウンさせています。加えて、言葉選びも巧みであり、全編英語と思わせておきながら日本語とフランス語を隠し味のように潜ませており、スタイリッシュ極まりないアニソンです。
Song Selection 3 : エンディング革命 - シティーハンター(CITY HUNTER) -
私がまだ学生だった頃、
家に帰る丁度良いタイミングで再放送していたシティーハンター。
アニメ本編はもちろん、何よりも楽しみにしていたのが音楽です。
シティーハンターで使用される音楽作品はとても洗練されていて、
当時のアニソンの中では群を抜いてカッコイイ印象がありました。
その中でも、特に衝撃を受けたのがエンディング曲の入り方です。
(CMや予告を介さず)本編のエンディングから直接流れるイントロ。
そこに静止画からのズームアウトという粋なカメラ構成も相まって、
アニメのエンディング史に語り継がれる一つの革命を起こしました。
次にご紹介する2曲は、そんな伝説のエンディングを彩った名曲たち。
共にTM NETWORKが手掛けていて、それぞれに違う良さがあります。
どちらも、イントロがとても美しいので、ぜひ注目してみてください!
7/30選 : Get Wild (シティーハンター ED) - TM NETWORK <1987>
印象的な3音から始まる本楽曲のクールなイントロは、アニソンの中で最も有名なイントロと言っても過言ではなく、シティーハンターの世界観にもピッタリ。(リズムの要とも言える)スネアドラムを使用しない独特のビートとTM NETWORKの都会的なサウンドが融合し、疾走感と品性を感じる作品に仕上がっている。本楽曲のヒットは、クリエイター側のアニソンイメージを変えるきっかけにも繋がりました。まさに、時代と常識を変えた革新的なアニソンと言えるでしょう。
8/30選 : STILL LOVE HER (失われた風景) (シティーハンター2 後期ED) - TM NETWORK <1988>
「Get Wild」とは真逆のゆったりとした時間軸で語り掛ける優しいメロディーライン。TM NETWORKサウンドの根幹とも言える打ち込み音をあまり使用せず、ピアノメインの生音で奏でる本楽曲と実写を背景にした画を組み合わせたエンディングは本当に神がかっており、初めて見たときの感動は今でも覚えています。作曲(木根尚登と共作)だけでなく、作詞も手掛けている小室哲哉さんの音楽センスが散りばめられた永遠のラブソング。肌寒い冬の季節に聴くと心に沁みます。
Song Selection 4 : ザ・アニソン・サウンド - 打ち込みソング -
(コンピューター音で奏でる) 打ち込みソングは、テンポが常に一定に保たれているので、
生演奏のようなグルーヴ感を感じることはなく、無機質な音楽と言えるかもしれません。
しかしながら、打ち込みサウンドでなければ表現できない音の世界も確実に存在します。
その代表とも言えるのが、非現実的な世界を表現するアニメの音楽ではないでしょうか?
次にご紹介する5曲は、打ち込みサウンドを前面に押し出した生粋のアニソンになります。
(現在では主流になりつつある) 生の楽器を取り入れたハイブリッドな楽曲もありますが、
打ち込みオンリーの場合とハイブリッドの場合の違いを楽しんでいただければ嬉しいです。
9/30選 : ★ RHYTHM EMOTION (新機動戦記ガンダムW 後期OP) - TWO-MIX <1995>
- 注目ポイント:シンガー高山みなみの美声と圧倒的な表現力 -
今や国民的アニメとなった「名探偵コナン」。その主人公"江戸川コナン"の声を担当する高山みなみさんがボーカリストを務める音楽ユニット「TWO-MIX」。BPM(テンポ)の速い打ち込みサウンドを前面に押し出した未来感あふれるサウンドが特徴的だが、その中でも特にオススメしたいのが「RHYTHM EMOTION」。旋律の良さは言うまでもありませんが、それ以上に高山さんのボーカリストとしての表現力が尋常じゃなく、美しすぎるオケと完璧にシンクロしているのです。アニメの中でコナンは音痴という設定ですが、そのコナンの声で奏でるピッチも完璧な歌唱は、アニソンの中でもトップクラスのパフォーマンスだと思います。
10/30選 : Give a reason (スレイヤーズNEXT OP) - 林原めぐみ <1996>
(声優が本格的な歌手活動を行う) 声優アーティストの先駆けとも言える林原めぐみさんの代表曲であり、平成アニソン大賞の声優ソング賞にも選ばれた本楽曲。90年代にJ-POP全体を席巻していた小室哲哉サウンドを彷彿とさせるアレンジが、可愛さと力強さを兼ね備える林原さんの歌声をより魅力的なものにしている。ちなみにですが、本楽曲を作曲した佐藤英敏さんは、歴史的なアニソンとして知られる「残酷な天使のテーゼ (新世紀エヴァンゲリオン) 」も手掛けています。
11/30選 : STYX HELIX (Re:ゼロから始める異世界生活 前期ED) - MYTH & ROID <2016>
打ち込み特有の無機質なリズムパターンを前面に押し出したダークな世界観が印象的な本楽曲。全体を通してミステリアスな要素を前面に押し出していますが、高圧的なリズムパターンをあえて抑えてみたり、生の楽器を入れるなどしてサウンドにメリハリをつけながら、楽曲そのものに優しさと人間味を与えています。ピアノから始まるイントロに加え、オーラス前のギターソロからフェードアウトしていくアウトロまでの流れの美しさは、アニソンの中でも別格だと思います。
12/30選 : 新時代 (ONE PIECE FILM RED 主題歌) - Ado <2022>
(本楽曲を手掛けた) 中田ヤスタカさんの代名詞とも言えるテクノポップサウンドと圧倒的な歌唱力で新時代のディーバになりつつあるAdoさんとの夢のコラボ。中田ヤスタカ感100%の圧倒的で個性的なサウンドで彩られる本楽曲の世界観と違和感なく共存しているAdoさんのボーカルパフォーマンスはまさに鳥肌もの。ポップでカラフルなONE PIECEの世界観ともベストマッチであり、アニソンという視点から見ても、本当にレベルの高い作品と言えるのではないでしょうか?
13/30選 : アイドル (【推しの子】第1期OP) - YOASOBI <2023>
色々な意味で令和を代表するアニソンとなった「アイドル」。ドラマチックな展開の多いアニソンの中でもズバ抜けて個性の強い楽曲構成に耳を奪われますが、それをさも普通の楽曲のごとく聴かせる (完璧に歌いこなしている) ボーカル・ikuraさんの歌唱センスに脱帽です。これは個人的な感想になってしまいますが、本楽曲は音源ではなく、オーディエンスの掛け声を加えたライブ演奏こそが真の完成形だと思うのです。アニメとの繋がりも計算されたアニソンの一番星です。
Song Selection 5 : 映像と音楽のマリアージュ - 新海誠作品 -
その圧倒的な映像美で多くのアニメファンを魅了する新海誠作品。
実在する建物や看板であったり、緻密な光の描写が印象的ですが、
それ以上に「映像」と「音楽」の距離感(シンクロ性)が特徴的です。
劇伴の一つ一つが音の台詞のようにシーンに溶け込み、印象を残す。
映像と音楽が互いの良さを引き出しているような一体感があります。
次にご紹介する3曲は、個人的に大好きな楽曲であることはもちろん、
画とのマッチング(流れるタイミング)が特に素晴らしいと感じました。
音楽単体では生み出せないアニソンならではの魅力が詰まっています。
14/30選 : Rain (言の葉の庭) - 秦基博 <2013>
映画「言の葉の庭」のクライマックスシーンを彩る本楽曲。美しい映像のバックに添えられるイントロはもちろん、歌入り後直ぐにエンドロールを入れないで、その後のストーリーを (歌詞を台詞変わりにして) 伝えるという一連の流れが美しすぎる。ドラムスや打ち込み音に80年代の雰囲気が漂っているが、おそらく、オリジナル (大江千里/1988年) へのオマージュでしょう。今回の30選で唯一のカバー曲ですが、アニソンとして本当にレベルが高いので聴いてみてください!
15/30選 : 前前前世 (君の名は。) - RADWIMPS <2016>
(新海誠の名を世に知らしめた) 映画「君の名は。」の挿入歌としてあまりにも有名な本楽曲。劇伴を含む映画音楽の全てを手掛けたRADWIMPSと新海誠監督の歴史的なマリアージュの序章を飾る清々しいロックサウンドは、それまでの新海誠作品には無い挑戦であり、映画そのものに良い刺激と新鮮味を与えています。お互いのリミッターを (いい意味で) 破壊しながら、それまで存在しなかった新たな価値観を模索する。一つの素敵な出会いから生まれた奇跡のような作品です。
16/30選 : ★ 大丈夫 (天気の子) - RADWIMPS <2019>
- 注目ポイント:ラストシーンを導いた奇跡の旋律 -
劇伴や主題歌を手掛ける場合、どのシーンで使用されるのかを把握した上で制作するのが一般的ですが、映画「天気の子」のクライマックスシーンにおいては、(完成した) 楽曲を聴いた上でディテールを明確にし、セリフなどを構成したそうです。アニメーションにとって、映像はもちろん、音楽も同じくらい重要です。それぞれのクリエイターがお互いをリスペクトしながら創り上げた最高のラストを彩る本楽曲。映像と旋律のマッチングは言うまでもありませんが、何よりも、歌詞が第二の台詞のように心に響き渡り、今まで感じたことのない一体感を生み出している。まさに、アニソンの究極の理想形と言えるのではないでしょうか?
Song Selection 6 : アニソンに花を咲かせる歌声 - 女性ボーカル -
キャッチーな曲調の多いアニソンに映える女性ボーカル。
まるで一つの楽器のごとく、歌声が楽曲に溶け込みます。
次にご紹介する4曲も、それぞれに違う個性を感じますが、
肝になっているのは女性特有のレンジの広い声になります。
歌声ありきで構築されたようなサウンドアレンジに加えて、
映像とのシンクロ性も兼ね備えた女性ボーカルの名曲です。
17/30選 : おどるポンポコリン (ちびまる子ちゃん 第1期ED etc.) - B.B.クィーンズ <1990>
超弩級のキャッチーな旋律に紡がれるナンセンスな歌詞。正直なところ、これほどおちゃらけた楽曲 (褒めています) で名曲と呼べる音楽作品は他にありません。まさに、オモチャ箱をひっくり返したような楽曲ですが、アレンジを注意深く聴いてみると以外にも精密な作りとなっており、本楽曲の真の魅力に気づきます。個人的には、細かく刻まれるベースラインが他のアニソンには無い唯一無二のグルーヴを生み出していると思っています。ぜひ、注目して聴いてみてください!
18/30選 : ★ おジャ魔女カーニバル!! (おジャ魔女どれみ OP) - MAHO堂 <1999>
- 注目ポイント:子供と大人の両方を虜にする摩訶不思議な楽曲構成 -
(本楽曲が流れる) アニメ「おジャ魔女どれみ」の視聴対象年齢は小学3年~6年の女児なのですが、大人の男性が聴いてもワクワクする構成に仕上がっています。胸アツなのが(当時流行っていた)ユーロビートを彷彿とさせる4つ打ち(バスドラムが等間隔に打ち鳴らされる)リズムと一定の譜割りで鳴る(右耳側の)シンバル。この打ち込み好きには大好物のリズムパターンだけでも十分にワクワクするのに、A~Cメロの明るい曲調をサビでいきなりマイナー(暗い雰囲気)に転調させて、アラビア風のテイストも盛り込んでいる。まさに、摩訶不思議な楽曲と言えますが、想像力に優れたお茶目な歌詞も相まって不思議とバランスが取れています。
19/30選 : Snow halation (ラブライブ! School idol project) - μ's <2010>
(アニメの中の) 架空のアイドルグループ「μ's」の代表曲であり、寒い季節になると何故か無性に聴きたくなる奇跡のアイドルソング。ベルとピアノが絡み合う優美なイントロから始まり、徐々に音数と歌声が増えていく女性アイドルソングの王道のような楽曲構成だが、旋律とアレンジの完成度が群を抜いているので、純粋なアイドルソングにはないグルーヴ感と特別な輝きを纏っている。アニソンというだけで懸念してしまうリスナーにぜひ聴いてもらいたい永遠の名曲です!
20/30選 : 17才 (色づく世界の明日から 主題歌) - ハルカトミユキ <2018>
美しい映像美で知られるP.A.WORKS制作のアニメ「色づく世界の明日から」のオープニングを染める本楽曲。優しさで満ち溢れた旋律に重なるピュアな歌声が、キラキラ輝くアニメの世界観とこれ以上ないくらいに調和しており、(楽曲と映像が重なったときの) アニソン本来の卓越性を改めて再確認することができます。光と影が交差する青春時代特有の感情を表現した歌詞も素晴らしく、アニメの世界観ともシンクロしている。「17才」というタイトルのつけ方が秀逸すぎます。
Song Selection 7 : アニソン × Rock ’n’ Roll
アニソンとロックンロール。
一見すると相反するような組み合わせのように思えるのですが、
キャッチーな旋律と生音が響き合う心地よさはクセになります。
現在は、生音に打ち込みを加えたハイブリッド構成も多くなり、
距離感が近づいて、それぞれの良さが際立つようになりました。
次にご紹介するロックな6作品は、個人的に大好きなだけでなく、
アニソンとロックの距離感が絶妙なバランスで構成されています。
一般的なロックとは一味違う、その雰囲気を感じてみてください!
21/30選 : ペガサス幻想 (聖闘士星矢 初代OP) - MAKE-UP <1986>
(「聖闘士星矢」が男の子向けのアニメだったこともありますが) 本楽曲のイントロ以上に男子のハートを鷲掴み、燃え上がらせるアニソンがあったでしょうか?イントロから気持ちいいほどのロックサウンドが響き渡りますが、キャッチーなメロディーラインのおかげで、子供でも違和感なく受け入れられたのでしょう。(アニメタイトルの)「聖闘士星矢」から始まるサビフレーズを聴く度に当時を思い出す人も多いのではないでしょうか?まさに、アニソン×ロックの神曲です。
22/30選 : Agapē (円盤皇女ワるきゅーレ 挿入歌) - メロキュア <2002>
しっかりとしたタッチで印象に残るピアノ音とサビのロックアレンジの調和が美しい本楽曲。重なり合う歌声がとても可愛らしい声 (俗にいうアニメ声) なので、中には「打ち込みサウンドの方が相性が良いのでは?」と思うリスナーもいることでしょう。しかしながら、インパクトのある楽曲のメッセージ性を考えると、生音で奏でるロックサウンドだからこそ生々しく、より心に刺さるのではないでしょうか?アニメの挿入歌であることが未だに信じられないほどの超名曲です。
23/30選 : ETERNAL BLAZE (魔法少女リリカルなのはA's OP) - 水樹奈々 <2005>
声優アーティストのトップランナーとして活躍する水樹奈々さんを代表するロックチューン「ETERNAL BLAZE」。ライブ演奏でも最高に盛り上がる本楽曲は、アニソン特有のインパクトのあるサビとパワフルかつ繊細なアレンジのコントラストが素晴らしく、その完成度はアニソン×ロックの中でも群を抜いています。オリジナルはもちろんですが、それ以上に聴いて(見て)欲しいのがライブ音源。オーディエンスと一体になることで、眠っていた魅力が一気に解き放たれます。
24/30選 : God Knows... (涼宮ハルヒの憂鬱 挿入歌) - 涼宮ハルヒ (CV:平野綾) <2006>
オープニングでもエンディング曲でもなく、挿入歌として一度使用された(第12話「ライブアライブ」)だけなのに、アニソン史に残る名曲として有名な本楽曲。まるで目の前でセッションしているかのように生々しく聴こえる (ボーカルに引けを取らないどころかそれ以上の存在感がある) サウンドに仕上がっているので、純粋にロックの楽曲としての完成度が高い。ボーカルを務めた平野綾さんとの相性も抜群であり、歌声と楽器が共鳴し合うロックンロールを聴くことができる。
25/30選 : 紅蓮の弓矢 (進撃の巨人 前期OP) - Linked Horizon <2013>
日本のアニメ(漫画)の中でも屈指の傑作と言われる「進撃の巨人」の世界観を音楽でものの見事に具現化し、原点でありながら頂点のような輝きを放つ本楽曲。ロックが持つ重厚さと華やかなクラシカルアレンジの対比が面白く、スケールの大きい原作を引き立てている。特にホーンの散りばめ具合が個人的にツボです。「進撃の巨人」を知らなくても本楽曲の魅力は伝わると思いますが、やはり、原作(特にアニメ)とリンクさせたときの破壊力は他のアニソンを超越しています。
26/30選 : Brave Shine (Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 2ndシーズン OP) - Aimer <2015>
これは個人的な意見になりますが、生音で演奏することの多いロックサウンドは、他のジャンル以上にボーカル (特に声質) が重要になってくると思っています。某CDショップでたまたま流れていた本楽曲を初めて聴いた際、美しいロックアレンジ以上にAimerさんの荒々しくも切ないハスキーボイスに衝撃を受けました。旋律自体に雰囲気があり、力強さも備わっているのですが、Aimerさんの歌声が重なることで楽曲のポテンシャルが一気に解き放たれたような印象があります。
Song Selection 8 : マイ フェイバリット ソング
最後にご紹介するのは、マイ フェイバリット ソング4選です。
それぞれ年代も異なり、アニメ自体の世界観も異なりますが、
どれも思い入れが強く、心から素晴らしいと思えた曲ばかり。
時代感を感じさせない、最強で最高のアニソンを選びました。
27/30選 : 銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999) (映画 銀河鉄道999 主題歌) - ゴダイゴ <1979>
今回の30選の中で一番古い作品になりますが、音楽的な古さはもちろん、楽曲そのものが持つパワーもまったく色褪せていません。本楽曲は日本語だけでなく、全編英語詞によるバージョンも存在しますが、そのどちらにも違和感なく対応できるサウンドアレンジはまさに発明であり、唯一無二のグルーヴ感があります。希望に満ち溢れたイントロを聴くだけで当時にタイムスリップしてしまう。「本物の名曲とはどういうものなのか?」を教えてくれる素晴らしいアニソンです。
28/30選 : CHA-LA HEAD-CHA-LA (ドラゴンボールZ OP) - 影山ヒロノブ <1989>
世界中のアニメファンを虜にするドラゴンボールシリーズの中で最も有名であり、老若男女関係なく、全リスナーの魂を熱く燃え上がらせるアニソンの超神曲。生楽器で奏でるロックサウンドがベースになっているが、シンセサイザーの音色を巧みに入れることでアニソン特有のポップなテイストも感じることができる。森雪之丞さんの痛快な歌詞と清岡千穂さんの爽快な旋律を最良の形でシンクロさせた影山ヒロノブさんのボーカルパフォーマンスは、まさに異次元レベルです。
29/30選 : ★ 残酷な天使のテーゼ (新世紀エヴァンゲリオン OP) - 高橋洋子 <1995>
- 注目ポイント:アニメの世界観と完璧にシンクロした永遠の神曲 -
アニメのオープニングとエンディング曲に与えられる時間は、一般的に「89秒」と決められており、映画やドラマのタイアップ曲よりも時間制約がシビアです。ですが、その制約のおかげで(短い時間で印象を残すために) 、楽曲構成やアレンジにも自然と個性が生まれやすくなり、ときに奇跡を生み出します。本楽曲は、サビの1フレーズから始まるイントロを皮切りに、Aメロ・Bメロ・サビと難なく続きますが、一番が終わるタイミングの秒数をジャスト89秒に設定しています。楽曲そのもののクオリティが素晴らしいのはもちろんですが、アニメとの完璧な融合性があるからこそ、アニソン史に輝く名曲と言えるのではないでしょうか?
30/30選 : ★ 君の知らない物語 (化物語 ED) - supercell <2009>
- 注目ポイント:美しい世界観で綴られる切ないラブストーリー -
ドラマのワンシーンを思わせる歌詞の世界観を切ないボーカルで彩り、ピアノを交えながら、刹那のような青春時代を彷彿とさせるロックサウンドで包み込む。アニソンとしての魅力は言うまでもありませんが、それ以上にストーリー性のある感動的な歌詞をベストマッチな音楽で形容するセンスに嫉妬してしまいます。演奏時間が6分弱ありますが、それを感じさせないほど楽曲構成が合理的であり、特に3分20秒過ぎから始まる間奏部分が良い仕事をしていてタイミングも完璧。歌詞・旋律・アレンジ、そしてボーカル。不純物が一切入っていない4つのピースが奇跡のように重なり合って完成したパズルはとても美しく、何よりも儚い。
おわりに・・・
私がまだ小学生だったころ、(アニメで使用される楽曲について)
クラスメイトの友人が、いつも次のようなことを話していました。
「(最初と最後の) 歌は要らないから本編をもっと長くしてほしい!」
確かに、少しでも多く本編を見ていたいという友人の気持ちも理解できる。
ですが、オープニング曲には、アニメの世界へ誘ってくれるパワーがあり、
ラストのエンディング曲には、現実の世界へと戻してくれるパワーがある。
私自身、アニソンには、何か特別な魔法の力が宿っていると思っています。
でなければ、世界中の人々をあんなに熱狂させることは絶対にできません。
子供から大人まで、幅広い世代を虜にしてきた唯一無二の音楽、アニソン。
今回セレクトした30曲から、また新たな出会いがあることを願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Song Credits
想い出がいっぱい (Lyrics:阿木燿子 / Music:鈴木キサブロー / Arrange : 萩田光雄)
CAT'S EYE (Lyrics:三浦徳子 / Music:小田裕一郎 / Arrange : 大谷和夫)
ロマンティックあげるよ (Lyrics:吉田健美 / Music:いけたけし / Arrange : 田中公平)
THEME FROM LUPIN III '89 (Music & Arrange : 大野雄二)
アンバランスなKissをして (Lyrics:山田ひろし / Music & Arrange : 高橋ひろ)
Wild Side (Lyrics:Leo・Jua / Music & Arrange : ALI)
Get Wild (Lyrics:小室みつ子 / Music & Arrange : 小室哲哉)
STILL LOVE HER (失われた風景) (Lyrics & Arrange:小室哲哉 / Music:小室哲哉・木根尚登)
RHYTHM EMOTION (Lyrics:永野椎菜 / Music:高山みなみ / Arrange : TWO-MIX)
Give a reason (Lyrics:有森聡美 / Music:佐藤英敏 / Arrange : 大平勉)
STYX HELIX (Lyrics & Music & Arrange : MYTH & ROID)
新時代 (Lyrics & Music & Arrange : 中田ヤスタカ)
アイドル (Lyrics & Music & Arrange : Ayase)
Rain (Lyrics & Music:大江千里 / Arrange : 皆川真人)
前前前世 (Lyrics & Music:野田洋次郎 / Arrange : RADWIMPS)
大丈夫 (Lyrics & Music:野田洋次郎 / Arrange : RADWIMPS)
おどるポンポコリン (Lyrics:さくらももこ / Music & Arrange : 織田哲郎)
おジャ魔女カーニバル!! (Lyrics:大森祥子 / Music:池毅 / Arrange : 坂本昌之)
Snow halation (Lyrics:畑亜貴 / Music:山田高弘 / Arrange : 中西亮輔)
17才 (Lyrics:ハルカ / Music:ミユキ / Arrange : ハルカトミユキ・野村陽一郎)
ペガサス幻想 (Lyrics:竜真知子 / Music:松澤浩明・山田信夫 / Arrange : MAKE-UP)
Agapē (Lyrics & Music:岡崎律子 / Arrange : 西脇辰弥)
ETERNAL BLAZE (Lyrics:水樹奈々 / Music & Arrange : 上松範康)
God knows... (Lyrics:畑亜貴 / Music & Arrange : 神前暁)
紅蓮の弓矢 (Lyrics & Music & Arrange : Revo)
Brave Shine (Lyrics:aimerrhythm / Music:小山寿 / Arrange : 玉井健二・大西省吾)
銀河鉄道999 (Lyrics:奈良橋陽子・山川啓介 / Music:タケカワユキヒデ / Arrange : ミッキー吉野)
CHA-LA HEAD-CHA-LA (Lyrics:森雪之丞 / Music:清岡千穂 / Arrange : 山本健司)
残酷な天使のテーゼ (Lyrics:及川眠子 / Music:佐藤英敏 / Arrange : 大森俊之)
君の知らない物語 (Lyrics & Music & Arrange : ryo)
日本人である私が、ふと思い浮かんだ素朴な疑問。
とは言え、
世界中の人にアンケートを取るのは流石に難しい。
追求をあきらめかけた時、一筋の光が差し込んだ。
「おそらく、ジャンルはアニソンに違いない!」
今や、日本が世界に誇るエンタメとなったアニメ。
その作品の中で流れる楽曲 (通称:アニソン) は、
言葉の壁を越えて、世界中の人に愛されています。
そこで今回は、音楽マニアの私がイチオシする、
「後世に残したいアニソンの名曲」30曲を大発表!
アニソンの名曲を余すところなく解説していきます。
- 楽曲選考について -
今回の30選を選ぶにあたり、以下のような基準を設けました。
①・・・楽曲そのもののクオリティが素晴らしい
②・・・アニメ(映像)との融合性が優れている曲
・曲名の前に★マークを記した作品
⇒今回選んだ30選の中でも、特にオススメしたい超神曲!
・過去のジャーナルで特集した「ドラえもん」の楽曲は、
今回含まれておりません。よろしければコチラをどうぞ。
楽曲の順番は、発売年(年が同じ場合は月)の古い順とする。
Song Selection 1 : 色々なジャンルで彩られた80'sアニソン
最初にご紹介するのは、
私の幼少期を彩ってきた1980年代のアニソンです。
この年代は、シティポップ (注①) や打ち込みなど、
それまでになかった新しいサウンドが登場しました。
その中から、ジャンルの異なる大好きな3曲をセレクト!
懐かしさと新しさが共存する80年代の雰囲気が最高です。
(注①:シティポップ)・・・1970年代後半から80年代にかけて流行した都会的なポップミュージック。
洋楽の要素を取り込みながら日本独自のアレンジが施されており、今現在、世界から再評価されている。
1/30選 : 想い出がいっぱい (みゆき ED) - H2O <1983>
中学や高校の教科書にも掲載されるなど、アニソンの枠を飛び越えて幅広い世代に知られている本楽曲。ノスタルジックな雰囲気でリスナーを癒し続けてます。楽曲(音楽)そのものが素晴らしいのは言うまでもありませんが、映像(アニメや自身の思い出など)とリンクすると、その魅力が最大限に引き出されていきます。楽曲制作において、作詞・作曲はもちろん重要ですが、アレンジ次第では音楽作品を超越することがあります。本楽曲は、その最たる例ではないでしょうか?
2/30選 : CAT'S EYE (キャッツ・アイ 前期OP) - 杏里 <1983>
アニソンで初のオリコンチャート一位を獲得した「CAT'S EYE」。本楽曲のヒットによって、有名アーティストによるアニメ作品への楽曲提供が劇的に増えた。80年代の洋楽を彷彿とさせる打ち込みサウンドが特徴的だが、その中でも特に聴いてもらいたいのがドラムスの音。エレクトロニック・ドラムの元祖とも言えるシモンズのドラム音(特にスネア)がもたらす未来感が、本楽曲のクールな旋律を上品に引き立てている。リズムパターンで始まるイントロにセンスを感じます。
3/30選 : ロマンティックあげるよ (ドラゴンボール ED) - 橋本潮 <1986>
ロマンティックな曲調に映えるキャッチーなボーカル。アニメのヒロインを意識した詞の世界観も素晴らしく、カタカナがアクセントになっていてオモシロイ。40年前の楽曲ですが、シティポップ風のアレンジも相まって時代の古さは皆無であり、逆に、Aメロ最初の裏泊を打つリズムパターンは、今聴いても斬新です。最新のアニソンと合わせて聴いても全く違和感がなく、個人的には、ClariSの「コネクト」と繋げて聴くことが多いです。皆さんも、ぜひ聴いてみてください!
Song Selection 2 : スタイリッシュなお洒落アニソン
「アニソン=子供向けの歌」というのは、ひと昔前のことであり、
現在のアニソンは、様々なジャンルが混在する良質な音楽ばかり。
中には、音楽マニアも驚愕するスタイリッシュな楽曲があります。
次にご紹介する3曲は、「アニソン」のイメージをいい意味で覆す、
大人向けのアーバンな音楽。クールなアレンジに耳を奪われますよ!
4/30選 : THEME FROM LUPIN III '89 (ルパン三世 TVスペシャルOP) - You & Explosion Band <1989>
「一番好きなアニソンは?」と問われたら、間髪入れずに「ルパン三世のテーマ」と答えますが、その中でも一番好きなのが「THEME FROM LUPIN III '89」。ビッグバンドを彷彿とさせる煌びやかなアレンジが本当に素敵で、ルパン三世をブロードウェイ・ミュージカルで表現しているような大人の音楽を楽しめます。サウンドアレンジによってその魅力(聴きどころ)が変化する「ルパン三世のテーマ」。個人的には、アニソンの原点にして頂点のような作品だと思っています。
5/30選 : アンバランスなKissをして (幽☆遊☆白書 第3期ED) - 高橋ひろ <1993>
メロディーラインは1970年代~80年代の歌謡曲を彷彿とさせますが、サウンドアレンジには90年代 (リリース当時) の音を絶妙にクロスオーバーさせています。個人的に好きな部分は、Bメロはサビへの架け橋としてちゃんとその役目を果たしている(徐々に盛り上がる)のに、サビ自体は必要以上に盛り上がらないところ。タイトルにもある「アンバランスさ」を、作曲と編曲及びBメロとサビでしっかりと表現しており、高橋ひろさんのボーカルも含めて最高にクールな作品です。
6/30選 : Wild Side (BEASTARS 第1期OP) - ALI <2019>
アニメ「BEASTARS」の世界観とベストマッチな本楽曲。(様々な国にルーツを持つ) 個性豊かなメンバーが奏でる唯一無二のサウンドが耳と心の奥に響き渡る。アレンジのベースとなっているのはジャズですが、ヒップホップの要素を適度に絡めることで、ジャズ特有のお上品さをいい意味でクールダウンさせています。加えて、言葉選びも巧みであり、全編英語と思わせておきながら日本語とフランス語を隠し味のように潜ませており、スタイリッシュ極まりないアニソンです。
Song Selection 3 : エンディング革命 - シティーハンター(CITY HUNTER) -
私がまだ学生だった頃、
家に帰る丁度良いタイミングで再放送していたシティーハンター。
アニメ本編はもちろん、何よりも楽しみにしていたのが音楽です。
シティーハンターで使用される音楽作品はとても洗練されていて、
当時のアニソンの中では群を抜いてカッコイイ印象がありました。
その中でも、特に衝撃を受けたのがエンディング曲の入り方です。
(CMや予告を介さず)本編のエンディングから直接流れるイントロ。
そこに静止画からのズームアウトという粋なカメラ構成も相まって、
アニメのエンディング史に語り継がれる一つの革命を起こしました。
次にご紹介する2曲は、そんな伝説のエンディングを彩った名曲たち。
共にTM NETWORKが手掛けていて、それぞれに違う良さがあります。
どちらも、イントロがとても美しいので、ぜひ注目してみてください!
7/30選 : Get Wild (シティーハンター ED) - TM NETWORK <1987>
印象的な3音から始まる本楽曲のクールなイントロは、アニソンの中で最も有名なイントロと言っても過言ではなく、シティーハンターの世界観にもピッタリ。(リズムの要とも言える)スネアドラムを使用しない独特のビートとTM NETWORKの都会的なサウンドが融合し、疾走感と品性を感じる作品に仕上がっている。本楽曲のヒットは、クリエイター側のアニソンイメージを変えるきっかけにも繋がりました。まさに、時代と常識を変えた革新的なアニソンと言えるでしょう。
8/30選 : STILL LOVE HER (失われた風景) (シティーハンター2 後期ED) - TM NETWORK <1988>
「Get Wild」とは真逆のゆったりとした時間軸で語り掛ける優しいメロディーライン。TM NETWORKサウンドの根幹とも言える打ち込み音をあまり使用せず、ピアノメインの生音で奏でる本楽曲と実写を背景にした画を組み合わせたエンディングは本当に神がかっており、初めて見たときの感動は今でも覚えています。作曲(木根尚登と共作)だけでなく、作詞も手掛けている小室哲哉さんの音楽センスが散りばめられた永遠のラブソング。肌寒い冬の季節に聴くと心に沁みます。
Song Selection 4 : ザ・アニソン・サウンド - 打ち込みソング -
(コンピューター音で奏でる) 打ち込みソングは、テンポが常に一定に保たれているので、
生演奏のようなグルーヴ感を感じることはなく、無機質な音楽と言えるかもしれません。
しかしながら、打ち込みサウンドでなければ表現できない音の世界も確実に存在します。
その代表とも言えるのが、非現実的な世界を表現するアニメの音楽ではないでしょうか?
次にご紹介する5曲は、打ち込みサウンドを前面に押し出した生粋のアニソンになります。
(現在では主流になりつつある) 生の楽器を取り入れたハイブリッドな楽曲もありますが、
打ち込みオンリーの場合とハイブリッドの場合の違いを楽しんでいただければ嬉しいです。
9/30選 : ★ RHYTHM EMOTION (新機動戦記ガンダムW 後期OP) - TWO-MIX <1995>
- 注目ポイント:シンガー高山みなみの美声と圧倒的な表現力 -
今や国民的アニメとなった「名探偵コナン」。その主人公"江戸川コナン"の声を担当する高山みなみさんがボーカリストを務める音楽ユニット「TWO-MIX」。BPM(テンポ)の速い打ち込みサウンドを前面に押し出した未来感あふれるサウンドが特徴的だが、その中でも特にオススメしたいのが「RHYTHM EMOTION」。旋律の良さは言うまでもありませんが、それ以上に高山さんのボーカリストとしての表現力が尋常じゃなく、美しすぎるオケと完璧にシンクロしているのです。アニメの中でコナンは音痴という設定ですが、そのコナンの声で奏でるピッチも完璧な歌唱は、アニソンの中でもトップクラスのパフォーマンスだと思います。
10/30選 : Give a reason (スレイヤーズNEXT OP) - 林原めぐみ <1996>
(声優が本格的な歌手活動を行う) 声優アーティストの先駆けとも言える林原めぐみさんの代表曲であり、平成アニソン大賞の声優ソング賞にも選ばれた本楽曲。90年代にJ-POP全体を席巻していた小室哲哉サウンドを彷彿とさせるアレンジが、可愛さと力強さを兼ね備える林原さんの歌声をより魅力的なものにしている。ちなみにですが、本楽曲を作曲した佐藤英敏さんは、歴史的なアニソンとして知られる「残酷な天使のテーゼ (新世紀エヴァンゲリオン) 」も手掛けています。
11/30選 : STYX HELIX (Re:ゼロから始める異世界生活 前期ED) - MYTH & ROID <2016>
打ち込み特有の無機質なリズムパターンを前面に押し出したダークな世界観が印象的な本楽曲。全体を通してミステリアスな要素を前面に押し出していますが、高圧的なリズムパターンをあえて抑えてみたり、生の楽器を入れるなどしてサウンドにメリハリをつけながら、楽曲そのものに優しさと人間味を与えています。ピアノから始まるイントロに加え、オーラス前のギターソロからフェードアウトしていくアウトロまでの流れの美しさは、アニソンの中でも別格だと思います。
12/30選 : 新時代 (ONE PIECE FILM RED 主題歌) - Ado <2022>
(本楽曲を手掛けた) 中田ヤスタカさんの代名詞とも言えるテクノポップサウンドと圧倒的な歌唱力で新時代のディーバになりつつあるAdoさんとの夢のコラボ。中田ヤスタカ感100%の圧倒的で個性的なサウンドで彩られる本楽曲の世界観と違和感なく共存しているAdoさんのボーカルパフォーマンスはまさに鳥肌もの。ポップでカラフルなONE PIECEの世界観ともベストマッチであり、アニソンという視点から見ても、本当にレベルの高い作品と言えるのではないでしょうか?
13/30選 : アイドル (【推しの子】第1期OP) - YOASOBI <2023>
色々な意味で令和を代表するアニソンとなった「アイドル」。ドラマチックな展開の多いアニソンの中でもズバ抜けて個性の強い楽曲構成に耳を奪われますが、それをさも普通の楽曲のごとく聴かせる (完璧に歌いこなしている) ボーカル・ikuraさんの歌唱センスに脱帽です。これは個人的な感想になってしまいますが、本楽曲は音源ではなく、オーディエンスの掛け声を加えたライブ演奏こそが真の完成形だと思うのです。アニメとの繋がりも計算されたアニソンの一番星です。
Song Selection 5 : 映像と音楽のマリアージュ - 新海誠作品 -
その圧倒的な映像美で多くのアニメファンを魅了する新海誠作品。
実在する建物や看板であったり、緻密な光の描写が印象的ですが、
それ以上に「映像」と「音楽」の距離感(シンクロ性)が特徴的です。
劇伴の一つ一つが音の台詞のようにシーンに溶け込み、印象を残す。
映像と音楽が互いの良さを引き出しているような一体感があります。
次にご紹介する3曲は、個人的に大好きな楽曲であることはもちろん、
画とのマッチング(流れるタイミング)が特に素晴らしいと感じました。
音楽単体では生み出せないアニソンならではの魅力が詰まっています。
14/30選 : Rain (言の葉の庭) - 秦基博 <2013>
映画「言の葉の庭」のクライマックスシーンを彩る本楽曲。美しい映像のバックに添えられるイントロはもちろん、歌入り後直ぐにエンドロールを入れないで、その後のストーリーを (歌詞を台詞変わりにして) 伝えるという一連の流れが美しすぎる。ドラムスや打ち込み音に80年代の雰囲気が漂っているが、おそらく、オリジナル (大江千里/1988年) へのオマージュでしょう。今回の30選で唯一のカバー曲ですが、アニソンとして本当にレベルが高いので聴いてみてください!
15/30選 : 前前前世 (君の名は。) - RADWIMPS <2016>
(新海誠の名を世に知らしめた) 映画「君の名は。」の挿入歌としてあまりにも有名な本楽曲。劇伴を含む映画音楽の全てを手掛けたRADWIMPSと新海誠監督の歴史的なマリアージュの序章を飾る清々しいロックサウンドは、それまでの新海誠作品には無い挑戦であり、映画そのものに良い刺激と新鮮味を与えています。お互いのリミッターを (いい意味で) 破壊しながら、それまで存在しなかった新たな価値観を模索する。一つの素敵な出会いから生まれた奇跡のような作品です。
16/30選 : ★ 大丈夫 (天気の子) - RADWIMPS <2019>
- 注目ポイント:ラストシーンを導いた奇跡の旋律 -
劇伴や主題歌を手掛ける場合、どのシーンで使用されるのかを把握した上で制作するのが一般的ですが、映画「天気の子」のクライマックスシーンにおいては、(完成した) 楽曲を聴いた上でディテールを明確にし、セリフなどを構成したそうです。アニメーションにとって、映像はもちろん、音楽も同じくらい重要です。それぞれのクリエイターがお互いをリスペクトしながら創り上げた最高のラストを彩る本楽曲。映像と旋律のマッチングは言うまでもありませんが、何よりも、歌詞が第二の台詞のように心に響き渡り、今まで感じたことのない一体感を生み出している。まさに、アニソンの究極の理想形と言えるのではないでしょうか?
Song Selection 6 : アニソンに花を咲かせる歌声 - 女性ボーカル -
キャッチーな曲調の多いアニソンに映える女性ボーカル。
まるで一つの楽器のごとく、歌声が楽曲に溶け込みます。
次にご紹介する4曲も、それぞれに違う個性を感じますが、
肝になっているのは女性特有のレンジの広い声になります。
歌声ありきで構築されたようなサウンドアレンジに加えて、
映像とのシンクロ性も兼ね備えた女性ボーカルの名曲です。
17/30選 : おどるポンポコリン (ちびまる子ちゃん 第1期ED etc.) - B.B.クィーンズ <1990>
超弩級のキャッチーな旋律に紡がれるナンセンスな歌詞。正直なところ、これほどおちゃらけた楽曲 (褒めています) で名曲と呼べる音楽作品は他にありません。まさに、オモチャ箱をひっくり返したような楽曲ですが、アレンジを注意深く聴いてみると以外にも精密な作りとなっており、本楽曲の真の魅力に気づきます。個人的には、細かく刻まれるベースラインが他のアニソンには無い唯一無二のグルーヴを生み出していると思っています。ぜひ、注目して聴いてみてください!
18/30選 : ★ おジャ魔女カーニバル!! (おジャ魔女どれみ OP) - MAHO堂 <1999>
- 注目ポイント:子供と大人の両方を虜にする摩訶不思議な楽曲構成 -
(本楽曲が流れる) アニメ「おジャ魔女どれみ」の視聴対象年齢は小学3年~6年の女児なのですが、大人の男性が聴いてもワクワクする構成に仕上がっています。胸アツなのが(当時流行っていた)ユーロビートを彷彿とさせる4つ打ち(バスドラムが等間隔に打ち鳴らされる)リズムと一定の譜割りで鳴る(右耳側の)シンバル。この打ち込み好きには大好物のリズムパターンだけでも十分にワクワクするのに、A~Cメロの明るい曲調をサビでいきなりマイナー(暗い雰囲気)に転調させて、アラビア風のテイストも盛り込んでいる。まさに、摩訶不思議な楽曲と言えますが、想像力に優れたお茶目な歌詞も相まって不思議とバランスが取れています。
19/30選 : Snow halation (ラブライブ! School idol project) - μ's <2010>
(アニメの中の) 架空のアイドルグループ「μ's」の代表曲であり、寒い季節になると何故か無性に聴きたくなる奇跡のアイドルソング。ベルとピアノが絡み合う優美なイントロから始まり、徐々に音数と歌声が増えていく女性アイドルソングの王道のような楽曲構成だが、旋律とアレンジの完成度が群を抜いているので、純粋なアイドルソングにはないグルーヴ感と特別な輝きを纏っている。アニソンというだけで懸念してしまうリスナーにぜひ聴いてもらいたい永遠の名曲です!
20/30選 : 17才 (色づく世界の明日から 主題歌) - ハルカトミユキ <2018>
美しい映像美で知られるP.A.WORKS制作のアニメ「色づく世界の明日から」のオープニングを染める本楽曲。優しさで満ち溢れた旋律に重なるピュアな歌声が、キラキラ輝くアニメの世界観とこれ以上ないくらいに調和しており、(楽曲と映像が重なったときの) アニソン本来の卓越性を改めて再確認することができます。光と影が交差する青春時代特有の感情を表現した歌詞も素晴らしく、アニメの世界観ともシンクロしている。「17才」というタイトルのつけ方が秀逸すぎます。
Song Selection 7 : アニソン × Rock ’n’ Roll
アニソンとロックンロール。
一見すると相反するような組み合わせのように思えるのですが、
キャッチーな旋律と生音が響き合う心地よさはクセになります。
現在は、生音に打ち込みを加えたハイブリッド構成も多くなり、
距離感が近づいて、それぞれの良さが際立つようになりました。
次にご紹介するロックな6作品は、個人的に大好きなだけでなく、
アニソンとロックの距離感が絶妙なバランスで構成されています。
一般的なロックとは一味違う、その雰囲気を感じてみてください!
21/30選 : ペガサス幻想 (聖闘士星矢 初代OP) - MAKE-UP <1986>
(「聖闘士星矢」が男の子向けのアニメだったこともありますが) 本楽曲のイントロ以上に男子のハートを鷲掴み、燃え上がらせるアニソンがあったでしょうか?イントロから気持ちいいほどのロックサウンドが響き渡りますが、キャッチーなメロディーラインのおかげで、子供でも違和感なく受け入れられたのでしょう。(アニメタイトルの)「聖闘士星矢」から始まるサビフレーズを聴く度に当時を思い出す人も多いのではないでしょうか?まさに、アニソン×ロックの神曲です。
22/30選 : Agapē (円盤皇女ワるきゅーレ 挿入歌) - メロキュア <2002>
しっかりとしたタッチで印象に残るピアノ音とサビのロックアレンジの調和が美しい本楽曲。重なり合う歌声がとても可愛らしい声 (俗にいうアニメ声) なので、中には「打ち込みサウンドの方が相性が良いのでは?」と思うリスナーもいることでしょう。しかしながら、インパクトのある楽曲のメッセージ性を考えると、生音で奏でるロックサウンドだからこそ生々しく、より心に刺さるのではないでしょうか?アニメの挿入歌であることが未だに信じられないほどの超名曲です。
23/30選 : ETERNAL BLAZE (魔法少女リリカルなのはA's OP) - 水樹奈々 <2005>
声優アーティストのトップランナーとして活躍する水樹奈々さんを代表するロックチューン「ETERNAL BLAZE」。ライブ演奏でも最高に盛り上がる本楽曲は、アニソン特有のインパクトのあるサビとパワフルかつ繊細なアレンジのコントラストが素晴らしく、その完成度はアニソン×ロックの中でも群を抜いています。オリジナルはもちろんですが、それ以上に聴いて(見て)欲しいのがライブ音源。オーディエンスと一体になることで、眠っていた魅力が一気に解き放たれます。
24/30選 : God Knows... (涼宮ハルヒの憂鬱 挿入歌) - 涼宮ハルヒ (CV:平野綾) <2006>
オープニングでもエンディング曲でもなく、挿入歌として一度使用された(第12話「ライブアライブ」)だけなのに、アニソン史に残る名曲として有名な本楽曲。まるで目の前でセッションしているかのように生々しく聴こえる (ボーカルに引けを取らないどころかそれ以上の存在感がある) サウンドに仕上がっているので、純粋にロックの楽曲としての完成度が高い。ボーカルを務めた平野綾さんとの相性も抜群であり、歌声と楽器が共鳴し合うロックンロールを聴くことができる。
25/30選 : 紅蓮の弓矢 (進撃の巨人 前期OP) - Linked Horizon <2013>
日本のアニメ(漫画)の中でも屈指の傑作と言われる「進撃の巨人」の世界観を音楽でものの見事に具現化し、原点でありながら頂点のような輝きを放つ本楽曲。ロックが持つ重厚さと華やかなクラシカルアレンジの対比が面白く、スケールの大きい原作を引き立てている。特にホーンの散りばめ具合が個人的にツボです。「進撃の巨人」を知らなくても本楽曲の魅力は伝わると思いますが、やはり、原作(特にアニメ)とリンクさせたときの破壊力は他のアニソンを超越しています。
26/30選 : Brave Shine (Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 2ndシーズン OP) - Aimer <2015>
これは個人的な意見になりますが、生音で演奏することの多いロックサウンドは、他のジャンル以上にボーカル (特に声質) が重要になってくると思っています。某CDショップでたまたま流れていた本楽曲を初めて聴いた際、美しいロックアレンジ以上にAimerさんの荒々しくも切ないハスキーボイスに衝撃を受けました。旋律自体に雰囲気があり、力強さも備わっているのですが、Aimerさんの歌声が重なることで楽曲のポテンシャルが一気に解き放たれたような印象があります。
Song Selection 8 : マイ フェイバリット ソング
最後にご紹介するのは、マイ フェイバリット ソング4選です。
それぞれ年代も異なり、アニメ自体の世界観も異なりますが、
どれも思い入れが強く、心から素晴らしいと思えた曲ばかり。
時代感を感じさせない、最強で最高のアニソンを選びました。
27/30選 : 銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999) (映画 銀河鉄道999 主題歌) - ゴダイゴ <1979>
今回の30選の中で一番古い作品になりますが、音楽的な古さはもちろん、楽曲そのものが持つパワーもまったく色褪せていません。本楽曲は日本語だけでなく、全編英語詞によるバージョンも存在しますが、そのどちらにも違和感なく対応できるサウンドアレンジはまさに発明であり、唯一無二のグルーヴ感があります。希望に満ち溢れたイントロを聴くだけで当時にタイムスリップしてしまう。「本物の名曲とはどういうものなのか?」を教えてくれる素晴らしいアニソンです。
28/30選 : CHA-LA HEAD-CHA-LA (ドラゴンボールZ OP) - 影山ヒロノブ <1989>
世界中のアニメファンを虜にするドラゴンボールシリーズの中で最も有名であり、老若男女関係なく、全リスナーの魂を熱く燃え上がらせるアニソンの超神曲。生楽器で奏でるロックサウンドがベースになっているが、シンセサイザーの音色を巧みに入れることでアニソン特有のポップなテイストも感じることができる。森雪之丞さんの痛快な歌詞と清岡千穂さんの爽快な旋律を最良の形でシンクロさせた影山ヒロノブさんのボーカルパフォーマンスは、まさに異次元レベルです。
29/30選 : ★ 残酷な天使のテーゼ (新世紀エヴァンゲリオン OP) - 高橋洋子 <1995>
- 注目ポイント:アニメの世界観と完璧にシンクロした永遠の神曲 -
アニメのオープニングとエンディング曲に与えられる時間は、一般的に「89秒」と決められており、映画やドラマのタイアップ曲よりも時間制約がシビアです。ですが、その制約のおかげで(短い時間で印象を残すために) 、楽曲構成やアレンジにも自然と個性が生まれやすくなり、ときに奇跡を生み出します。本楽曲は、サビの1フレーズから始まるイントロを皮切りに、Aメロ・Bメロ・サビと難なく続きますが、一番が終わるタイミングの秒数をジャスト89秒に設定しています。楽曲そのもののクオリティが素晴らしいのはもちろんですが、アニメとの完璧な融合性があるからこそ、アニソン史に輝く名曲と言えるのではないでしょうか?
30/30選 : ★ 君の知らない物語 (化物語 ED) - supercell <2009>
- 注目ポイント:美しい世界観で綴られる切ないラブストーリー -
ドラマのワンシーンを思わせる歌詞の世界観を切ないボーカルで彩り、ピアノを交えながら、刹那のような青春時代を彷彿とさせるロックサウンドで包み込む。アニソンとしての魅力は言うまでもありませんが、それ以上にストーリー性のある感動的な歌詞をベストマッチな音楽で形容するセンスに嫉妬してしまいます。演奏時間が6分弱ありますが、それを感じさせないほど楽曲構成が合理的であり、特に3分20秒過ぎから始まる間奏部分が良い仕事をしていてタイミングも完璧。歌詞・旋律・アレンジ、そしてボーカル。不純物が一切入っていない4つのピースが奇跡のように重なり合って完成したパズルはとても美しく、何よりも儚い。
おわりに・・・
私がまだ小学生だったころ、(アニメで使用される楽曲について)
クラスメイトの友人が、いつも次のようなことを話していました。
「(最初と最後の) 歌は要らないから本編をもっと長くしてほしい!」
確かに、少しでも多く本編を見ていたいという友人の気持ちも理解できる。
ですが、オープニング曲には、アニメの世界へ誘ってくれるパワーがあり、
ラストのエンディング曲には、現実の世界へと戻してくれるパワーがある。
私自身、アニソンには、何か特別な魔法の力が宿っていると思っています。
でなければ、世界中の人々をあんなに熱狂させることは絶対にできません。
子供から大人まで、幅広い世代を虜にしてきた唯一無二の音楽、アニソン。
今回セレクトした30曲から、また新たな出会いがあることを願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Song Credits
想い出がいっぱい (Lyrics:阿木燿子 / Music:鈴木キサブロー / Arrange : 萩田光雄)
CAT'S EYE (Lyrics:三浦徳子 / Music:小田裕一郎 / Arrange : 大谷和夫)
ロマンティックあげるよ (Lyrics:吉田健美 / Music:いけたけし / Arrange : 田中公平)
THEME FROM LUPIN III '89 (Music & Arrange : 大野雄二)
アンバランスなKissをして (Lyrics:山田ひろし / Music & Arrange : 高橋ひろ)
Wild Side (Lyrics:Leo・Jua / Music & Arrange : ALI)
Get Wild (Lyrics:小室みつ子 / Music & Arrange : 小室哲哉)
STILL LOVE HER (失われた風景) (Lyrics & Arrange:小室哲哉 / Music:小室哲哉・木根尚登)
RHYTHM EMOTION (Lyrics:永野椎菜 / Music:高山みなみ / Arrange : TWO-MIX)
Give a reason (Lyrics:有森聡美 / Music:佐藤英敏 / Arrange : 大平勉)
STYX HELIX (Lyrics & Music & Arrange : MYTH & ROID)
新時代 (Lyrics & Music & Arrange : 中田ヤスタカ)
アイドル (Lyrics & Music & Arrange : Ayase)
Rain (Lyrics & Music:大江千里 / Arrange : 皆川真人)
前前前世 (Lyrics & Music:野田洋次郎 / Arrange : RADWIMPS)
大丈夫 (Lyrics & Music:野田洋次郎 / Arrange : RADWIMPS)
おどるポンポコリン (Lyrics:さくらももこ / Music & Arrange : 織田哲郎)
おジャ魔女カーニバル!! (Lyrics:大森祥子 / Music:池毅 / Arrange : 坂本昌之)
Snow halation (Lyrics:畑亜貴 / Music:山田高弘 / Arrange : 中西亮輔)
17才 (Lyrics:ハルカ / Music:ミユキ / Arrange : ハルカトミユキ・野村陽一郎)
ペガサス幻想 (Lyrics:竜真知子 / Music:松澤浩明・山田信夫 / Arrange : MAKE-UP)
Agapē (Lyrics & Music:岡崎律子 / Arrange : 西脇辰弥)
ETERNAL BLAZE (Lyrics:水樹奈々 / Music & Arrange : 上松範康)
God knows... (Lyrics:畑亜貴 / Music & Arrange : 神前暁)
紅蓮の弓矢 (Lyrics & Music & Arrange : Revo)
Brave Shine (Lyrics:aimerrhythm / Music:小山寿 / Arrange : 玉井健二・大西省吾)
銀河鉄道999 (Lyrics:奈良橋陽子・山川啓介 / Music:タケカワユキヒデ / Arrange : ミッキー吉野)
CHA-LA HEAD-CHA-LA (Lyrics:森雪之丞 / Music:清岡千穂 / Arrange : 山本健司)
残酷な天使のテーゼ (Lyrics:及川眠子 / Music:佐藤英敏 / Arrange : 大森俊之)
君の知らない物語 (Lyrics & Music & Arrange : ryo)