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有線か!?ワイヤレスか!?問題を解決に導くファイナルアンサー

いきなりで恐縮ですが、
「有線とワイヤレスは比較するものではない!」というのが、私の率直な見解です。

なぜならば、同じオーディオ製品でも "種類が異なる" と思うからです。

例えば、
「牛肉と豚肉、どちらの方が美味しいですか?」と問われたら、返答に困りませんか!?

それぞれに、それぞれの良さがあり、両方とも美味しいからです。

これが、
「牛肉と豚肉、どちらの方が好きですか?」という質問ならば、単に好みを聞いているだけなので簡単です。

有線とワイヤレスも、同じではないでしょうか!?

それぞれに良さがあり、使用する人によって、
オーディオ製品に求める優先順位が変わってきます。

「(誰が使っても) あらゆる面で満足できるイヤホンやヘッドホン」

そんな夢のような製品があれば一番良いのですが、実際には存在しません。
(というよりも、使用するのが人間である以上、到底不可能です。)

イヤホンやヘッドホンを購入する際、
最初に考えなければならないことは、

「有線か!?ワイヤレスか!?」ではなく、
「自分がオーディオ製品に求めるものは何なのか!」だと思います。

このことを念頭に置きながら、、、

今回は、ポータブルオーディオ製品を取り巻く、
2つの疑惑の真実に迫っていきたいと思います!

最初に追求するのは、
有線とワイヤレスに関する疑惑の中でも、真っ先に解決しなければならないもの。

それは「有線は、ワイヤレスよりも音質が良い?!」という疑惑です。

このことは、有線とワイヤレスの音質比較において、
ある意味共通認識のようになっていますが、果たしてこれは事実なのか!?

私の回答は以下の通りです。

「ワイヤレスよりも有線の方が、一つ一つの音がより鮮明 (クリア) に聴こえる。」

「音質の良さ」を見極める基準として最も分かり易いのは、
「音の鮮明さ」だと思います。

この音の鮮明さに関しては、ワイヤレスよりも有線の方が明らかに上です。
(音を鳴らす仕組みが異なるので、どうしてもそうなってしまいます。)

もちろん、"一つ一つの音が鮮明に聴こえる" ということだけで、
イヤホンやヘッドホンの良し悪し (音質全体のクオリティー) は決まりません。

ですが、音質を見極める一つの物差しとして、
最も分かり易い基準となるのは間違いありません。

(個人的な見解として)
ワイヤレスの音質は、一つ一つの音に、
もやがかかったような印象を受けます。

音質の違いをイメージで表現すると、こんな感じです。(PC以外は見れません)

image1 (有線)

image2 (ワイヤレス)

両方ともバナナの画像だということは分かりますが、
image2 (ワイヤレス) よりも、image1 (有線) の方が、よりディテールがハッキリしています。

このことは、
空間表現が得意なヘッドホンよりも、イヤホンの方が影響を受けやすい (耳で感じやすい) です。

逆に言えば、ヘッドホンのような聴こえ方を好む人にとっては、
ワイヤレスの音質 (聴こえ方) は、違和感が少ないということになります。

結論として言えるのは、
「有線の方が、ワイヤレスよりも音質が良い。」という認識は間違っている。とまでは言いませんが、
「有線の方が、良い音質のように感じやすい。」という説明の方が、厳密には正しいのかもしれません。

♦ 補足として♦
「有線であれば、どんなイヤホンでも、ワイヤレスイヤホンより音が鮮明に聴こえるの?」
という質問に関しては、"必ずしもそうとは限らない" とお答えしておきます。

経験上、音場や音の定位感に関しては、有線の方が総じてレベルが高いですが、
ワイヤレスとの音質の差を明確に感じるためには、どうしてもそれなりのお値段 (一万円以上) が必要になるからです。

また、人によっては、
「ワイヤレスの音の表現の方が好みだ!」という人もいると思います。

実際に音を聴くのは自分自身です。
他人の意見ではなく、最終的には、自分の好みで判断するのが一番だと思います。


次にお答えするのは、
ある意味 "パンドラの箱" とも言えるこの疑惑。

「高価な製品になればなるほど、音質 (音のレベル) は良くなっていくのか?!」

私の回答は以下の通りです。

「そのようなことは、100%ありえません。」

このことは「音の鮮明さ」だけをとっても、
99%ではなく、100%であると断言できます。

オーディオ製品の金額設定は、
次のような考え方に基づいて決まります。

「この機種でしか聴くことのできない音を製品化するためには、これだけの金額がかかってしまう。」

この考え方は、
料理の金額設定と非常によく似ています。

例を挙げて、ご説明いたします。

ここに「卵かけごはん」と「松茸ごはん」があるとします。

それぞれにかかる費用を考えた場合、
明らかに「松茸ごはん」の方が高いということは、誰の目から見ても明らかです。

しかしながら、これらの料理を食べ比べた場合、
味の満足感においては、金額差ほどの差は感じられません。

なぜならば、ごはんものとして、どちらも美味しい料理だからです。

ただ単に、

どちらも美味しい料理ではあるが、
「卵かけごはん」には、"卵" と "醤油" という安価な食材が必要になる。
「松茸ごはん」には、 "松茸" という、非常に高価な食材が必要になり、"炊き込む" という手間も加わる。

結果として、金額に差が生まれてしまう。というだけのことです。

オーディオ製品の金額設定も、まったくもって同じで、
「この音を再現するためには、この素材とこの部品、こういう技術が必要になる。」
「それらを組み合わせた結果として、この金額になった。」というだけのことです。

高額な製品に使われる素材は上質なものも多く、構成される部品の数も異なるため、
一つ一つの音の表現が複雑になり、より深みのある音になるのは間違いありません。

ですが、だからといって、それが「全ての人にとっての良い音質」とは限らないのです。

複雑な音の構成で、濃密な音を好む人もいれば、
シンプルな構成で、聴きやすさを重視する人もいます。

つまりは、
「誰にとっての良い音 (心地よい音) であるべきなのか!」が重要であり、
「自分好みの音を鳴らしてくれるオーディオ製品に、その金額を払うだけの価値を見出せるのか!?」ということです。

結論として言えるのは、
高額になれば、音質以外 (質感など) にも、違いが生じてくるが、
音質に関しては、ある一定の金額 (五万円以上) を超えてくると、
個性の違いによるところが大きく、金額とは必ずしも比例しない。ということになります。

したがって
「5万円のイヤホンよりも、2万円のイヤホン方が聴きやすい (良い音) と感じた!」ということがあったとしても、
「自分の耳が悪いのかな!?」と思うのではなく「自分好みの音が2万円のイヤホンの方だった!」と思うべきです。

さらに付け加えるとするならば、どんなに高価なイヤホン・ヘッドホンを購入したとしても、
それらの音を聴き分ける"耳(スキル)"が備わっていなければ、使いこなせない (良さがわからない) という事実があります。

「高価なオーディオ製品で音楽を聴けば、自然と耳も鍛えられるのでは!?」
と思われる方もいるかもしれませんが、そのようなことは絶対にありません。

ハイブランドの服を身に纏うだけで、周りから「センスが良いですね!」と言われるのであれば、
この世からファッション誌というモノが消えてなくなり、"お洒落" という概念が崩壊してしまいます。

「センスが良いですね!」と言われるためには、
それらを着こなす術 (知識や経験) を身につけなくてはいけません。

逆に言えば、着こなす術さえ身に着けてしまえば、
どんな服でもお洒落に着飾ることができるのではないでしょうか!?

要は、オーディオ製品の真の力 (魅力) を知るには、
聴く側のスキルも必要になってくるということです。

「じゃぁ、どうすればいいの!?」と思った方は、
以前発表させていただいた「ボーカル楽曲を100倍楽しむメソッド」をご一読くださいませ。

正直に申し上げて、音楽に対する価値観、そして世界が変わります!

「生きていくことにおいて、まったく必要のないことだ!」

そう思われる方もいらっしゃると思います。
まったくもってその通りでございます。

ですが、
日本語だけでなく、英語も話せた方が、より世界が広がりますし、
世界中を旅すれば、色々な経験とともに、自分の中の常識が変わります。

知識や経験を増やすという行為は、
人生をより充実させるための修行みたいなものではないでしょうか!?

オーディオ製品から与えられる感動は、
皆さまの想像を遥かに超えるものです。

聴く側の意識をほんの少し変えるだけで、
誰しもがその感動を味うことができるのです。

ご一読いただければ幸いです。

音楽という素晴らしい芸術を、心から楽しめる日がくることを夢見て・・・

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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