中国ブランドでありながら、日本人の耳に合わせたサウンドメイクが特徴の「Sonic Pro」。最新のワイヤレス規格も網羅しつつ、日本語が聞き取りやすい音域にフォーカスが当てられている点が、日本のユーザーにとっては最大のメリット (独創性) になります。
イヤホンの役割が多岐にわたる今の時代。音楽鑑賞だけに捉われない、あらゆる場面での活躍が期待できるワイヤレスイヤホンとして、日々の生活の可能性を広げる新時代のサウンドデバイスです。

アクセントにもなっている、ローズゴールドのカラーリングが秀逸です。高級腕時計にも数多く採用されている旬な色ということもあり、品位を感じるイヤホンデザインと言えます。男性はもちろん、女性の方にも相性の良いデザインであり、満足感を得られるでしょう。
デザインそのものは素晴らしい反面、質感 (高級感!?) に関しては多少のチープさが否めませんが、プライス設定を考えれば、これ以上を求めるのは贅沢であると断言できます。バランスの取れた逸品です。

IPX5の防水規格に対応している「Sonic Pro」。何よりも驚くのは装着感です。小さすぎず、大きすぎずの丁度良いサイズ感も相まって、耳へのハマリ具合が素晴らしいです。よほどの小顔フェイスでない限り、イヤモニ (オーダーメイド) レベルのフィット感を得られます。個人的には、通常よりもワンサイズ下げたイヤーピースを装着して、ホールド感を高める使用方法がオススメです。
aptX™ Adaptiveコーデックや、60ms低遅延ゲーミングモードなどに加え、Qi充電にも対応しており、ワイヤレスで感じやすいストレスから解放されます。操作しやすい物理ボタンと、タフなバッテリー (本体15時間 + ケース35時間) を兼ね備えた「Sonic Pro」とともに、一歩進んだ音楽ライフを味わってください！

中高域の表現にフォーカスを当てているので、低音域の音に関しては深みに欠けます。その反面、計算された音場との組み合わせにより、ボーカルをストレートに感じることができます。音の透明感を重視するJ-POP (特に90年代) との相性がとても良いと感じました。
おそらく聴かれる楽曲 (音源) によって、このイヤホンへの評価が変わると思います。理由は楽曲のクオリティー (マスタリング) による違いがもろに反映されるからです。ワイヤレスイヤホンとしての完成度に驚くと同時に、有線の高級モデルとの差を明確に感じました。「Sonic Pro」を手にしたユーザーの皆さまには、"この音はスタートに過ぎない！" ということを強くお伝えしたいと心から思いました。もちろん、最初に選ぶイヤホンとしては申し分ありません！

「頭の中心部分から音が流れるようにチューニングしたのか!?」と思わせるほど、音場は非常に狭く、ヘッドホンなどで感じられるようなホール感 (解放感) は全く感じられません。クラシック音楽を聴けば優雅さに欠けますし、打ち込み系のアニソン楽曲などは聴き疲れしてしまうことでしょう。聴く方の好み (ジャンル) によって、賛否が分かれるイヤホンと言えます。
ボーカル重視で聴きたい方や、ゲーム・動画視聴での使用を主に考えている方にはピタリとハマる「Sonic Pro」。イヤーピースも付属品だけでなく、色々と試してみてください。音場や定位感はあまり変わりませんが、聴こえ方が変わるので、より自分好みに近づけることができますよ！

ノイズキャンセリング機能には対応していませんが、一般的なイヤホンと比較しても十分に合格点を与えられます。装着感も良好なので、常識の範囲内での使用であれば、遮音性・音漏れに関しても心配いらないでしょう。
防音性能はイヤーピースとの兼ね合いが大きく作用しますが、「Sonic Pro」の装着ノズルはストッパー仕様 (一番装着しやすい仕様です) になっているので、ほとんどのイヤーピースが装着可能です。自分に合ったイヤーピースを選ぶことで、防音性能はさらに向上します。